主祭神 伊邪那美命について
約1300年前に成立した古事記・日本書紀の記述によれば、当社に祀られる主祭神 女神である伊邪那美命(イザナミノミコト)は、男神である伊邪那岐命(イザナギノミコト)と夫婦の契りをかわし、日本で初めて男女の結婚の道を興された「結びの神」として崇められています。
「結びの神」とは、縁結びの神であり、お二人を結びつけ、仲睦まじくさせる神でありますが、お二人だけではなく、お二人が交わる親・兄弟・親類・友達・同僚・隣人等、全ての人達とも、仲良く結び合っていけるようにと、お導き下さる神だと言えます。
髙﨑神社の由緒沿革
1243年(寛元元年)、当時の和田城主・和田小太郎正信が、相模国三浦郡の熊野権現(熊野の神)を城内に勧請(分霊を他の神社に移すこと)し、「熊野神社」としたのがはじまりとされています。その後慶長3年(1598年)井伊直政が和田城の跡に高崎城を築城する際、この熊野神社を現在の地に遷座し、高崎総鎮守としました。1907年(明治40年)以降、境内末社12社と高崎市内の36社を合併し「髙﨑神社」と改称されました。
寛元元年(1243年) | 和田小太郎正信が勧請 |
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明治3年(1872年) | 村社に指定 |
明治18年(1885年) | 郷社に指定 |
明治40年(1907年) | 髙﨑神社と改称 |
大正14年(1925年) | 市域で唯一の県社に昇格 ※昭和21年 GHQの神道指令により社格制度は廃止、現在に至る。 |
年中行事
初詣 |
初詣(はつもうで)とは、年が明けてから初めて神社や寺院に参拝し、一年の無事と平安を祈る行事です。古くは年籠りといって、大晦日の夕方から氏神の社に籠もる習わしがあり、これが初詣の由来とされています。 |
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春季例大祭 |
その年の五穀豊穣を祈って獅子舞を奉納します。春季例大祭と秋季例大祭を合わせ、この地の繁栄・安寧を祈る重要な祭事となっています。 |
秋季例大祭 |
その年の収穫を感謝し、来年も良き一年になるよう祈ります。 |
七五三祭 |
11月15日に晴れ着で着飾った子供が神社にお参りし、無事成長できたことへの感謝と今後も健やかに成長することを祈る行事です。三歳の男女の場合は「髪置」(かみおき)といって頭髪を伸ばし始めることを、五歳の男子の場合は「袴着」(はかまぎ)といって初めて袴を着用することを、七歳の女子の場合は「帯解」(おびとき)といって幼児用の紐を解き大人と同じ帯を用いることを表し、子供の成長を社会的に認知するための通過儀礼を起源としています。 |
ゑびす講市 |
昭和4年、折からの経済不況を受けて、市内の商工業者が事代主神(ゑびす様)を迎えて商工業の振興を図りたいと、髙﨑神社の敷地内に島根県の美保神社から分霊を勧請し、大国主神と共に祀って美保大国神社としました。この年、第一回目の大祭に合わせ「大恵比寿講売市」が開催されたのがはじまりです。 |
お焚上げ |
一年間年お世話になったお守りやお札などを神社に持ち寄り、感謝を込めて燃やす行事です。その煙に乗って神様は天へお帰りになります。また、その火にあたることにより、一年間の無病息災と五穀豊穣を願います。 |
月次祭 |
毎月一日午前九時半より、氏子・崇敬者のみなさまの安全と繁栄、世界の平和を祈願しています。どなたでもご参列いただけます。 |
髙﨑神社宮御輿について
寛元元年にこの地に勧請された当神社。平成26年(2014)には勧請770年をかぞえ、市内多数の方々の賛助によりご社殿の修復をいたしました。その成果が地域社会へ広がり、平成28年(2016)、市内の神輿団体と伝統文化を継承する諸団体、個人や企業らによって「髙﨑神社御輿奉賛会」が発足。江戸より伝わる宮御輿の修復に着手し、匠の技により、およそ二百年前当時の勇壮な佇まいを現代に蘇らせる大事を成し遂げました。
古い高崎市史にも、髙﨑神社について「毎年四月三日、九月十九日祭典ヲ行フ、四月ニハ神輿渡御アリ・・・」という記述があり、この御輿は、当時髙﨑神社における春の例大祭を奉祝する行事として、町民により賑々しく渡御祭(神輿が巡幸するお祭りのこと)が行われていたものと思われます。
宮御輿修復完了後は、御輿奉賛会から髙﨑神社へ奉納され、市史の記述を再現すべく、平成30年(2018)4月8日に春季例大祭奉祝行事として、じつにおよそ百年ぶりの宮御輿御巡幸が復活。以来恒例行事として毎年市内外多くの方々のご神縁を結び、郷土の伝統と誇りのシンボルとなっています。
髙﨑神社敬神会について
神様とご先祖様を敬う心を軸に、共生共存を旨として、誰もが和気あいあいと暮らせる地域社会の実現を目指して活動する会です。考え方に共鳴される方のご入会をお待ちしております。
敬神会の理念・目標
往古よりの我が国固有の道に倣い、敬神崇祖の念を軸に、共生共存を旨とし、誰しもが和気あいあいと暮らせる地域社会の実現を目指すことを目標とする。
会員の特典
【一般会員(個人/年会費3,000円)の方】
春季例大祭(毎年4月3日)の直会にご招待し、当社の守札を頒布いたします。加えて賛助会員特典の会報を配布し、本祭りでは祝品も進呈いたします。
【賛助会員(個人/年会費1,000円)の方】
年二回会報を配布します。また、三年毎に本祭りを執行し、境内は趣向を施して、会員に祝品を進呈いたします。